2015年7月13日月曜日

まとめ その94

Q931:
被覆を持っているクリーチャーに装備コストを払って装備させることは可能ですか?

A:
いいえ。装備コストを支払って装備能力を起動する場合、あなたのコントロールするクリーチャーを対象にします。(CR702.6)従って、対象に取れない被覆持ちに装備能力を用いて装備させることはできません。

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Q932:
《氷瀑の執政》によってタップされた対戦相手のクリーチャーは、その《氷瀑の執政》のコントローラーが変わった後もアンタップステップにアンタップできないままでしょうか。

A:
《氷瀑の執政》のコントロールを失った時点で、あなたが氷瀑の執政をコントロールし続けているかぎり」という期限が終了します。従って、その後はタップされたクリーチャーは通常通りアンタップします。

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Q933:
相手が《霜歩き》1体のみをコントロール、こちらが《弧状の稲妻》を《霜歩き》とプレイヤーを対象に唱えました。この場合 
1)相手が《頑固な否認》を唱えた場合は、獰猛は達成していますか?
2)霜歩きが誘発死亡している場合、弧状の稲妻は対象不適正ですか?

A:
1)
《弧状の稲妻》により《霜歩き》の能力が誘発します。この能力の解決よりも前に《頑固な否認》を唱えたのであれば、《頑固な否認》の解決時にはまだパワー4のクリーチャーをコントロールしているので、獰猛を達成しています。逆に、《霜歩き》を生贄に捧げた後なら、達成してません。

2)
呪文や能力の解決時に、「全ての」対象が不適正であれば、その呪文や能力は打ち消されます。(CR608.2b) この場合、一部の対象が不適正になっているだけなので、《弧状の稲妻》は打ち消されずに解決されます。

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Q934:
対戦相手がコントロールする《悪夢の織り手、アショク》の能力よってコントロールを奪われた《先頭に立つもの、アナフェンザ》が、《命運の核心》によって破壊され、本来の持ち主の墓地に送られる時、アナフェンザは自身の能力によって追放されますか?

A:
はい。その《先頭に立つもの、アナフェンザ》は対戦相手の墓地に移動するため、自身の効果により代わりに追放されます。

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Q935:
変異の扱いについて質問します。
変異を持つカードを裏向きで唱えた時スタック上では何マナの呪文として扱われるのでしょうか?
マナコストは0だから《虚空の杯》X=0が場にあればカウンターされるという意見も聞きましたが、その通りなのでしょうか?

A:
変異によって裏向きに唱えられた呪文は、マナ・コストを持たないクリーチャー呪文となります。(CR702.36c)従って、その点数で見たマナ・コストは0です。

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Q936:
変異と同じく代替コストである授与などによって唱える際のコストが変わる場合はスタック上でのCMCは元々のコストのままなのでしょうか?
例えば、《加護のサテュロス》の授与は《軽蔑的な一撃》でカウンターできますか?

A:
呪文の点数で見たマナ・コストは、それに支払ったコストの数とは何も関係がありません。常に右上のマナ・コストのみを参照します。従って、《加護のサテュロス》は授与で唱えたとしても、その点数で見たマナ・コストは3です。(5ではありません)

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Q937:
《神秘の痕跡》の事で質問があります。裏向きのクリーチャーが戦場に出るたびとありますがこれは手札以外からでも良いのでしょうか?《囁きの森の精霊》の予示や、《死霧の猛禽》が墓地から帰ってきたときに裏返しで戦場に出した場合でも、基本土地カードを手札に加えても問題無いですか?

A:
はい。どのような手段で裏向きに戦場へ出たかを問いません。

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Q938:
『優先権』について詳しく教えて頂く事は可能でしょうか?
初心者の私に分かり易く教えて頂けると幸いで御座います。
宜しくお願い致します。

A:
簡単に言うと、プレイヤーは優先権が無いと、呪文や能力をプレイすることができません。優先権は「パス」されてプレイヤー間でやりとりされます。もう少し詳しくは下記を参照して下さい。 http://archive.mtg-jp.com/reading/wpn/010088/

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Q939:
《血清スリヴァー》と《従者》をコントロールしており「従者に与えられるダメージを1点、代わりに血清スリヴァーに与える」という置換効果が存在します。《火の玉》がこれら二体にそれぞれ3点のダメージを与えます。血清スリヴァーは死亡しますか?

A:
置換効果が永続的に続くように読めますが、仮に「次の」というテンプレートに沿ったテキストだとすると、置換・軽減効果を適用した結果、《血清スリヴァー》には3点のダメージが与えられます。従って致死ダメージを受け破壊されるでしょう。

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Q940:
 《先頭に立つもの、アナフェンザ》と予示・授与等の相互作用について、CR上の根拠を教えてください。

A:
CR400.6にあるとおり、領域を移動するイベントに影響を与える置換効果です。《先頭に立つもの、アナフェンザ》によって、移動するべきオブジェクトが元の領域(特に戦場)でどうあるかを見てから、イベントがオブジェクトを領域へ動かします。


2015年7月12日日曜日

まとめ その93

Q921:
自身が《希望の天使、アヴァシン》をコントロールしているときに《新野の火計》を唱えた場合土地が破壊されるのは対戦相手のみという考えであっていますか?

A:
はい。あなたの土地は《希望の天使アヴァシン》により破壊不能を得ていますので、破壊する土地を選べません。が、その後にある効果は続行されます。従って、対戦相手の土地は破壊されます。

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Q922:
自分がコントロールする《雷破の執政》に相手から《爆片破》を唱えられました。このとき対応して《雲隠れ》を自分で雷破の執政を対象として唱えた場合に誘発した3点のダメージは相手に与えられますか?
また、《爆片破》を《移し変え》で再度対象にした場合に2度誘発しますか?

A:
前半)はい。すでに《爆片破》の対象になったことで、《雷破の執政》の能力が誘発しています。その後に《爆片破》の対象が適正でなくなったとしても関係ありません。
後半)はい。対象になったので(再度)誘発します。

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Q923:
対戦相手が《ドロモカの命令》を唱えました。モードは1/1カウンターと格闘を選択。対象は対戦相手の《羊毛鬣のライオン》とこちらの《羊毛鬣のライオン》という状況の時、1/1カウンターが乗ったあと、格闘が解決される前に《勇敢な姿勢》を相手の4/4ライオンに撃つ機会はありますか?

A:
いいえ、ありません。呪文や能力の解決中には、プレイヤーは優先権がありません。従って、《ドロモカの命令》の解決中に何かをすることはできません。

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Q924:
自墓地にシャンダラーの魂(シャン魂)と、戦場に相手のコイロスの洞窟(洞窟)とヤヴィマヤの沿岸(沿岸)があります。シャン魂の能力に対応して、相手が洞窟と沿岸でダメージを受つつドロモカの命令でシャン魂からのダメージを軽減しようとしてきました。
この場合、シャン魂の能力はインスタントでもソーサリーでもないのでドロモカの命令の対象として不適切ですが、どこまで状況を巻き戻すのが適切ですか?

A:
対象として不適正なので、《ドロモカの命令》を唱えることが完了できません。従って、《ドロモカの命令》を唱えるに際し行った行動を全て巻戻します。つまり、起動したマナ能力は全て戻り、《ドロモカの命令》は手札に戻ります。受けたダメージも元に戻ります。(CR717.1)

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Q925:
老いざるメドマイで電弧連鎖などで相手ターンに相手プレイヤーにダメージを与えた場合次のターンに老いざるメドマイは攻撃できますか?

A:
《老いざるメドマイ》は追加ターンで無い限り、普通に攻撃できます。また、《電弧連鎖》によるダメージでは、《老いざるメドマイ》によってターンを得ることはできません。なぜならそれは戦闘ダメージではありません。


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Q926:
プレイヤーに対して直接ダメージの入る呪文(稲妻など)をプレイし、解決時にどちらにダメージが行くのかを選択するのがルールということですが、この場合対象に取るのはプレイヤーのみという認識で問題ないでしょうか。

A:
戦闘ダメージでないダメージを対戦相手に与える場合、そのダメージをその対戦相手がコントロールしているプレインズウォーカーへ代わりに与えても良い、というルールがあります。(CR306.7)つまりその呪文はプレイヤーにダメージを与えるものであります。
移し替える時にプレインズウォーカーを改めて対象に取る必要はありません。また、プレインズウォーカーを対象に取れるカードもあります。(《龍王アタルカ》など)


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Q927:
自分が《精神破壊者、ネクサル》と《精神クランク》をコントロールしています。
対戦相手のドローで相手は2点のライフを失い2枚を墓地に置きますが、相手が引くカードと墓地に置くカードは交互でしょうか、それとも2枚引いて2枚を墓地に置くのでしょうか。

A:
まず、ドローステップに相手はカードを1枚引き、それによって以下の誘発型能力が同時にスタックに置かれます。
1)《精神破壊者、ネクサル》の1番目の能力
2)《精神破壊者、ネクサル》の2番目の能力
あなたはこの能力を好きな順でスタックに積みます。

1)→2)の順で積むと、先に2)を解決し、対戦相手は結果として1点のライフを失います。そして。《精神クランク》の能力が誘発します。つまり、追加のカードを1枚引くよりも前に、墓地にカードが1枚置かれます。

逆に、2)→1)と積むと、1)を先に解決し、相手はカードを1枚引きます。そして、《精神破壊者、ネクサル》の2番めの能力が誘発します。これにより、結果としては2枚引いて上から2枚墓地に置く、となります。

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Q928:
相手の飛行を持ったクリーチャーが攻撃してきた時に、本来飛行を持っていなかった自分のクリーチャーが防御指定ステップに入ってから飛行を得た場合(変異コストを払って表にしたり、ジャンプを唱えたり)、ブロックすることは可能でしょうか?

A:
防御クリーチャー指定ステップの開始に際し、ブロック・クリーチャーを指定します。(CR509)従って、それよりも前に飛行を得ておく必要があります。

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Q929:
私のターンにファイレクシアの暴政(私のコントロール)が場に出ているときに自分と相手がライフ2だとして互いにカードを引くスペルをうちました。仮にお互いマナがないとして解決順は自分で決められますか?また相手ターンで他は同じ時の挙動教えてください

A:
あなたのドローと対戦相手のドローによって、《ファイレクシアの暴政》が2回誘発します。いずれのあなたがコントローラーなので、スタックに積む順番を好きに決めて構いません。また、今が誰のターンなのかは問いません。


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Q930:
死に微笑むものアリーシャで墓地から戦場に出したパワー2のクリーチャーに、戦線突破の効果を付加するタイミングは有りますか?

A:
はい。《死に微笑むもの、アリーシャ》の能力を解決した時点では、まだ攻撃クリーチャー指定ステップです。ブロッククリーチャー指定ステップに移る前に、プレイヤーは優先権を得て何かをすることができます。もちろん、《戦線突破》を起動することもできます。

2015年7月11日土曜日

まとめ その92

Q911:
《目覚めし処刑者》の墓地からこれを唱えられる効果ってインスタントタイミングで戻せますか?

A:
いいえ。この能力は、通常手札から呪文を唱えるのと同じように、墓地から《目覚めし処刑者》を唱えても良いという効果です。従って、クリーチャー・カードを唱えるのと同じ制限がかかります。

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Q912:
《魂の起点》を手札から唱え、解決され反復を行いました。自分の次のアップキープに反復が誘発しますが、私は自分のクリーチャーでないパーマネントを何らかの方法でターン終了時までクリーチャー化し、その後それに反復した《魂の起点》を使いたいのですが、可能ですが?

A:
はい。可能です。実際に反復によって呪文を唱えるのはその誘発型能力の解決時です。反復による誘発型能力を解決する前に、何かをすることができます。

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Q913:
《前哨地の包囲》(龍モード)とゴブリントークンをコントロールしています。相手の《精霊龍、ウギン》のマイナス効果で包囲とトークンが追放されたとするとき、包囲のダメージは発生しますか?

A:
はい。《前哨地の包囲》と同時に離れたクリーチャーでも、《前哨地の包囲》は誘発します。

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Q914:
自分の場に《野生語りのガラク》がいます。この時忠誠度能力を使いトークンを出し、その後手札から別の野生語りのガラクを出し、元いたガラクを唯一性ルールにて墓地に送りました。この時改めて出したガラクで土地をアンタップすることは可能ですか?

A:
はい。可能です。新しく出した《野生語りのガラク》は、忠誠度能力をまだ起動していないので、このターン起動することができます。

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Q915:
攻撃した《包囲サイ》を《万神殿の兵士》でブロックした時、万神殿の兵士に一点与えて、三点を対戦相手に与えるように振り分けることはできますか?

A:
はい。《万神殿の兵士》に対して致死ダメージである1点以上のダメージを割り振れば、残りはトランプルによって防御プレイヤーへ割り振ることができます。

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Q916:
《氷瀑の執政》のcip効果解決後に対象にとったモンスターにプロテクション(青)をつけると氷瀑の執政のタップ効果は無効化され、アンタップされるのでしょうか。

A:
すでに《氷瀑の執政》の誘発型能力が解決されたならば、もうその能力は対象を取り続けているのではないので、後からプロテクションを得ても、アンタップはしません。誘発型能力の解決前にプロテクションを持たせることができれば、能力を打ち消すことができるでしょう。

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Q917:
場に《ジェスカイの隆盛》と《龍王オジュタイ》があり、オジュタイがタップの時に相手がインスタント除去で倒したいとします。この時、
1、除去に対応して呪文を唱えた時、隆盛の効果でアンタップになり呪禁が戻り対象不特定 
2、呪文を唱えた時対応して除去を使いたいが、どちらにしろ唱えた時、隆盛の効果でアンタップになり呪禁が戻り対象不特定となる。
という解釈であってますか?

A:
スタックに積まれているものを順番に見ましょう。数字は積まれた順番です。
1)相手の呪文
2)あなたの呪文
3)《ジェスカイの隆盛》の誘発型能力(アンタップ)
4)《ジェスカイの隆盛》の誘発型能力(ルーター)

3)と4)は逆にすることもできます。どちらにせよ、これらを解決する前に、さらに相手は呪文を唱えることができます。先の例ですと、3)を解決して《龍王オジュタイ》がアンタップする前に、さらに呪文を唱えることが可能です。

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Q918:
《略奪の母、汁婆》が場にあり、《郷愁的な夢》を共謀してキャストしました。この時、コピーされた郷愁的な夢でオリジナルの追加コストとして捨てたカードを対象に取ることは可能でしょうか?

A:
はい。共謀能力の解決時にコピーを作成します。その際に、コピーの対象を新しく選ぶことができます。その時点で、《郷愁的な夢》を唱えた際のコストとして捨てたカードは、もう墓地にあります。従って、コピーの対象をそれに変えることができます。

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Q919:
自分が《魂火の大導師》をコントロールしており、相手のクリーチャーに《龍詞の咆哮》を唱え追加コストとしてドラゴンを公開しました。  龍詞の咆哮解決時に魂火の大導師により絆魂が付与された龍詞の咆哮によりゲインする数値は6点で良いでしょうか?

A:
はい。《龍詞の咆哮》は対象のクリーチャーに3点を与え、さらにそのコントローラーへ3点を与えます。それらのダメージを与える際に、絆魂が機能して同じだけのライフを得ます。従って、最終的にあなたは計6点のライフを得ます。

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Q920:
多層を持つ《名も無き転置》はクリーチャーとして扱いますか?(食物連鎖で追放する事が可能ですか?)

A:
いいえ。《名も無き転置》のカード・タイプは部族・インスタントです。クリーチャーではありません。(部族によってクリーチャー由来のサブタイプは持ちます。)


2015年7月10日金曜日

まとめ その91

Q901:
《予見者の日時計》が場にある状態で基本土地をプレイしました。誘発した能力のコストに、誘発させた土地をタップしてマナを支払うことはできますか?

A:
はい。土地をプレイすることによって、《予見者の日時計》の誘発型能力が誘発しスタックに置かれます。その解決時にマナを支払うことになりますが、その時点でプレイした土地は戦場にあり、マナ能力を起動できるでしょう。

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Q902:
《アクロスの十字軍》のような英雄的をもつクリーチャーに《ドロモカの命令》などの一つの呪文で2度同じクリーチャーを対象に取ることが可能な呪文を唱えた場合、英雄的は2度発動しますか?

A:
1回です。《イロアスの英雄》などが持つ英雄的能力は、それが対象になっている呪文1つにつき1回誘発します。同一呪文内で何回対象にとられたかは関係ありません。

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Q903:
《エーテル宣誓会の法学者》のプレイに対応し、《瞬唱の魔道士》をプレイ、解決して墓地のカードにフラッシュバックを付与しました。その後エーテル宣誓会の法学者が場にでたあとそのカードをプレイすることはできますか?

A:
《エーテル宣誓会の法学者》の能力は、それ自体が戦場に出た以前の状態も参照します。このターン、あなたはすでにアーティファクトでない呪文(=《瞬唱の魔道士》)を唱えています。そのフラッシュバックをつけた呪文は通常アーティファクトでないんで、このターン唱えることはできないでしょう。

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Q904:
ちらつき鬼火のcip能力でカードAを対象に発動し、それにスタックで修復の天使をキャストしちらつき鬼火をブリンクし今度は鬼火でカードBを追放した場合、Aの処理をどう行いますか?

A:
Aを対象にした《ちらつき鬼火》の誘発型能力の解決時に、Aを追放します。その後、次の終了ステップの開始時にAが戦場に戻ってきます。(つまり、普通にAを対象にした挙動と変わりありません)

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Q905:
《エレボスの鞭》でクリーチャーを蘇生しました、このクリーチャーを《カルシの高僧》で生贄に捧げた場合予知は出来ますか?

A:
はい。コストとしてそのクリーチャーは生贄に捧げられていて、正常に《カルシの高僧》の起動型能力が起動されています。従って、起動型能力の解決時に予示を行います。

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Q906:
質問です。《Helm of Obedience》をX=4で起動しました。
相手のライブラリには《引き裂かれし永劫、エムラクール》が3体のみです。
この場合の処理の手順を教えて下さい。

A:
《Helm of Obedience》の能力の解決時に、対戦相手のライブラリーの一番上のカードを墓地に置きます。それは《引き裂かれし永劫、エムラクール》というクリーチャー・カードなので、《Helm of Obedience》を生け贄に捧げ、《引き裂かれし永劫、エムラクール》を戦場に出します。


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Q907:
《支配魔法》や《精神制御》といったようなカードがエンチャントされているクリチャーが対戦相手のコントロールで戦場に存在しています。この時自分が《金粉のドレイク》や《果敢な泥棒》などの効果を使用したとします。この場合対象となった対戦相手がコントロールしているクリチャーのコントロールはこちらに移るのでしょうか、それともエンチャントの常在型(?)能力によって相手のコントロール下にとどまるのでしょうか?

A:
複数のコントロール変更効果が同一パーマネントに効果を及ぼす場合、一番新しく適用された効果が「勝ち」ます。従って、質問の場合、一番最後に適用されたコントロール変更効果(《金粉のドレイク》や《果敢な泥棒》)によってあなたがそのコントロールを得ます。

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Q908:
場に自分の《霊魂の絆》が出ている状態で濫用持ちのクリーチャーを唱えた場合、霊魂の絆でトークンを出し濫用の生け贄に使うことはできますか?

A:
スタックの積み方を上手く選べば可能です。濫用持ちのクリーチャーが戦場に出たことで、濫用と《霊魂の絆》の誘発型能力が同時にスタックに積まれます。従って、《霊魂の絆》のほうを先に解決するようにスタックを積めば、濫用解決時にトークンを生贄に捧げられます。

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Q909:
《精力の護符》がある中で、《ヴェズーヴァ》でショックランドをコピーします。タップインを選んだ場合、《ヴェズーヴァ》のもともとの効果で一回、「ショックランド」のタップインで一回の計2回、精力の護符が誘発しるという解釈で間違いないでしょうか?

A:
. @villynight いいえ。そのパーマネントが「タップ状態で出た」回数は1回です。従って《精力の護符》は1回のみ誘発します。

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Q910:
《未来予知》等でライブラリーの一番上を公開している状態で、《渦巻く知識》をプレイしました。この際、ドローする3枚は公開するはずですが、効果の解決中にライブラリーの一番上(この場合は上から4枚目)は公開する必要があるのでしょうか?

A:
はい。引かれたカードはもうライブラリーではなく手札領域に移動しています。従って、《渦まく知識》で3枚目を引いた時点で、(4枚目である)一番上のカードが公開されます。

2015年7月9日木曜日

まとめ その90

Q891:
トークンが死んだ場合、正式には一度墓地に送られ、次の状況起因処理にて消える様なのですが、トークン死亡後に《漁る軟泥》で食べたり、墓地からクリーチャーを戻す対象に取ったり、《時を超えた探索》のコストに使う事は可能なのでしょうか?

A:
プレイヤーが何かをするためには優先権が必要ですが、優先権を得るのは状況起因処理のチェックを行った後になります。墓地に行ったトークンは状況起因処理のチェックで消滅するため、その前にプレイヤーが優先権を得て墓地のトークンに何かをすることは、通常できません。

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Q892:
自分の場に《先頭に立つもの、アナフェンザ》、相手の場に何らかのクリーチャーがいる状態とします。
戦闘や全体除去などにより相手のクリーチャーと同時にアナフェンザが死亡する場合「相手のクリーチャーは追放される」でよろしいでしょうか?

A:
はい。それらのクリーチャーは同時に戦場から墓地に置かれることになりますが、《先頭に立つもの、アナフェンザ》は対戦相手のそれの行き先を墓地ではなく追放領域にします。したがって対戦相手のクリーチャーは戦場から追放領域に置かれます。

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Q893:
《カロニアのハイドラ》なんですが カウンターが倍になるのはどのタイミングですか?
攻撃宣言時に倍になりますか? それとも攻撃、ダメージ解決後ですか?

A:
《カロニアのハイドラ》が攻撃クリーチャーとして指定され、その誘発型能力が解決される時点で、カウンターが倍になります。フェイズ・ステップで言うと、攻撃クリーチャー宣言ステップ中に、倍になります。

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Q894:
「ダメージを受けたとき」は《白金の天使》がいる状態で攻撃されたときも該当するのでしょうか

A:
はい。《白金の天使》はダメージに関して何も機能しません。

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Q895:
戦場に《謙虚》が出ている状態で《クローン》をプレイした場合、戦場にいるクリーチャーのコピーとして戦場に出たあとで、能力を失い サイズ変更を受けるという解釈で合ってますか?

A:
はい。その場合、《クローン》は選んだクリーチャーとなって戦場に出て、同時に《謙虚》によって能力を失い、P/Tが1/1になります。

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Q896:
自分がソーサリー呪文を唱えられないタイミング(戦闘中や相手ターン中、スタックが空でない場合など)に、《尖塔の大長》が戦場に出たとき、《尖塔の大長》の効果によって対戦相手の墓地のソーサリー呪文を唱えることはできるのでしょうか。

A:
はい。この場合、《尖塔の大長》の誘発型能力の解決中に、対象の対戦相手の墓地にあるカードを唱えることになります。ですので、通常の呪文を唱える場合の制限(ソーサリーならばスタックが空である等)は、無視されます。

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Q897:
《鍛冶の神、パーフォロス》をコントロールしている時に《急報》を唱えて4点のダメージを与えました。それに対応して《跳ね返す掌》を使うと
軽減し跳ね返せるのは2点、又は4点の何方になるのでしょうか?

A:
2点です。《跳ね返す掌》は、選んだ発生源が「次に」与えるダメージを軽減します。《鍛冶の神、パーフォロス》の能力は《急報》のトークンそれぞれについて2回誘発しているので、《跳ね返す掌》で軽減できるのは1回分のみとなります。

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Q898:
果敢を持ったクリーチャーがいる状態で呪文を唱えました。その呪文に対応して《変身術師の戯れ》を使われました。全て解決した場合そのクリーチャーのP/Tはいくつになりますか?
変身術師の戯れを使われ、対応して呪文を唱えた場合も聞きたいです。

A:
ずれの場合も果敢能力が誘発し、解決されます。スタック上の《変身術士の戯れ》も含め全て解決すると、あなたのクリーチャーはすべての能力を失った2/2の青のカエルになります。(1/1に果敢能力の修整が入ります)

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Q899:
《屑鉄の学者、ダレッティ》の+2能力で捨てたカードが《無限に廻るもの、ウラモグ》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》などの墓地をデッキに加えて切り直すカードの場合、デッキを切り直すタイミングはダレッティの能力解決後ですか?それとも能力で捨てたあとの、引く前のタイミングで切り直しますか?

A:
《無限に廻るもの、ウラモグ》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》が墓地に置かれた際に、ライブラリーを切り直す能力は、誘発型能力です。したがって、《屑鉄の学者、ダレッティ》の能力を解決し終わってから、スタックに置かれ、それが解決されて始めてライブラリーが切り直されます。

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Q900:
二体以上の《苦痛の予見者》の神啓能力が同時に発生したとき、引くカードの枚数などは何枚になるのでしょうか? 処理の順番や、解決の仕方を教えて頂けますか?

A:
いずれも誘発型能力ですので、好きな順番でスタックに乗せ、1つずつ処理をします。つまり、「あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードを加える。あなたはそのカードの点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを失う。」を回数分行います。

2015年7月8日水曜日

まとめ その89

Q881:
《第三の道のフェルドン》によって戦場に出たトークンが、次の終了ステップ開始時までに、別のプレイヤーのコントロール下に移動していた場合、それは生け贄に捧げられるのでしょうか?

A:
いいえ。《第三の道のフェルドン》による遅延誘発型能力の解決時に、そのトークンをコントロールしてない場合、(コントロールしていないので)それを生け贄に捧げられません、従って、トークンはそのまま戦場に残ります。

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Q882:
《ゴブリンの試験操縦士》の起動型能力は「無作為に選んで」とありますが「対象とする」ともあります。被覆やプロテクション(赤)などを持つクリーチャーやプレイヤーがこの起動型能力で無作為に選ばれた場合、どのように解決されますか?

A:
そもそも無作為に対象を選ぶ場合、「適正な」対象の中から無作為に選ぶ必要があります。最初から(被覆やプロテクションなどで)不適正な対象が無作為に選ばれることはありません。

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Q883:
対戦相手の《実物提示教育》で対戦相手が《引き裂かれし永劫、エムラクール》を。こちらが《封じ込める僧侶》を出した場合ってどちらも無事解決するのでしょうか?

A:
はい。いずれのクリーチャーも無事に戦場に出ます。《封じ込める僧侶》の効果は、それが既に戦場に出ている場合にのみ効果があり、同時に戦場に出るものについては機能しません。

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Q884:
《風景の変容》で戦場の土地二枚を生贄に《ヴェズーヴァ》と《Taiga》をサーチした場合、《ヴェズーヴァ》で同時に戦場に出る《Taiga》をコピーすることは出来ますか?

A:
いいえ。《ヴェズーヴァ》が戦場に出ようとする際に、その時点で既に戦場にある土地を選ぶ必要があります。同時に出る土地は、この時点ではまだ戦場にないため、選べません。

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Q885:
《突然の衰微》をマナコストが3以上を対象に打つことは出来ますか?また、打った場合の処理は?

A:
いいえ。呪文を唱える場合は、対象が適正であることが必要です。(CR601.2c)もし対象な不適正である呪文を唱えてしまった場合、ジャッジを呼んで対処してもらいましょう。(状況が単純な場合、唱える前の時点まで巻き戻しになります)

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Q886:
《小走り破滅エンジン》で攻撃してプレイヤーに6点与えた後に《爆片破》で生け贄で
小走り破滅エンジンの能力とで合計で17点与えるのはあってますか?

A:
はい。一連の順番としてはあっています。一度に17点が与えられるのではなく、戦闘ダメージで6点、《小走り破滅エンジン》が死亡したことによる6点、《爆片破》によるダメージが5点、となります。

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Q887:
こちらが《出産の殻》を起動、対応して相手が《エイヴンの思考検閲者》を唱えた場合、出産の殻の解決までにエイヴンの思考検閲者を《流刑への道》で除去するタイミングはありますか?

A:
はい。《エイヴンの思考検閲者》が戦場に出た後、スタックには《出産の殻》の起動型能力がまだ未解決で乗っています。これを解決する前に、互いのプレイヤーは優先権を得て、何かをすることができます。(もちろん、《流刑への道》を唱えることも可能です)

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Q888:
《悟った達人、ナーセット》によって追放されたパーマネントのうち、追放されたターンの間に唱えたものは墓地に置く。これは正しいでしょうか?

A:
《悟った達人、ナーセット》により追放されたカードを唱える場合、それは通常通りスタックに置かれて解決を待ちます。解決されたら、そのカードは墓地に置かれます。唱えなかったカードは追放されたままになります。

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Q889:
競技レベルの大会において、プレイヤーAとプレイヤーBの対戦が行われている際に、プレイヤーAがルール上のミスを犯している場合、それを見ていた観客であるプレイヤーCがジャッジを呼んだ場合プレイヤーCにペナルティはつきますか?

A:
いいえ。観客がルールの間違いを見つけた場合、ジャッジを呼ぶことが望ましいです。(MTR1.11)その際に、プレイヤーに対してゲームの進行を止めるように要請することもできます。皆様のご協力に感謝いたします。

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Q890:
競技レベルの大会においてゲーム終了後に、観戦していたプレイヤーが変異公開忘れをしそうになったプレイヤーに注意し、そのプレイヤーは変異を公開してゲームが終わりました。
この場合観戦していたプレイヤーに警告などはつきますか?

A:
. @OnizukaBrotherB 観客はプレイヤーに対して静寂を保つ必要があります。(MTR1.11) プレイヤーがその情報を求めていないプレイヤーに対して指摘を行った場合、その観客が[イベント上の誤り--外部情報の参照]にあたり、【マッチの敗北】の懲罰を受けます。

2015年7月7日火曜日

まとめ その88

Q871:
《アスフォデルの灰色商人》のX値のライフドレインについてなのですが、
例えば3人でゲームを行っている場合、X=4であれば、各対戦相手に与えた計8点分ライフを得られるのでしょうか?

A:
はい。その通りです。対戦相手が2人いて、それぞれ4ライフ失ったのであれば、あなたは8ライフを得ます。

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Q872:

素の状態で戦場に出ている《賢いなりすまし/Clever Impersonator》を《気紛れな詐称者/Mercurial Pretender》でコピーし、さらに他のクリーチャーでないパーマネントのコピーになった場合、自己バウンス効果を持つのでしょうか?

A:
他のクリーチャーでないコピーになることを選んだ時点で、《気紛れな詐称者》由来のコピー効果はすべて《賢いなりすまし》由来のコピー効果に上書きされます。従って出てくるパーマネントにバウンス能力はありません。

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Q873:
素の状態で戦場に出ている《前駆ミミック》を《気紛れな詐称者》でコピーします。コピーされた前駆ミミックの能力でさらに戦場の前駆ミミックを選んでいくと、《手札に戻る能力》とコピーした回数分の《アップキープにトークンを出す能力》を持ちますか?

A:
《前駆ミミック》をコピー先として選んだのであれば、それによりトークンを生成するほうの能力が得られます。何回選ぼうとも「《前駆ミミック》のコピー」になります。それ由来のの能力は1つしか得られません。

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Q874:
《フォモーリのルーハン》に《ゴブリンの外交官》の強制戦闘効果を適用させました。この場合、フォモーリのルーハンの攻撃先を指定できるのでしょうか。よろしくお願いします。

A:
いいえ。この場合、戦闘開始ステップで《フォモーリのルーハン》の能力により、対戦相手が1人選ばれます。その後、攻撃クリーチャー指定時に、2つの強制を最大数満たさないといけませんが、可能な選択肢は「選ばれたプレイヤーを攻撃する」のみとなります。

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Q875:
アクティブプレイヤー(残りライフ2)が2/2と3/3のクリーチャー2体で攻撃し、防御プレイヤー(残りライフ2)が《跳ね返す掌》を唱え、解決に際し3/3のクリーチャーを選びました。このまま戦闘が処理された場合、勝敗はどうなりますか?

A:
戦闘ダメージの結果、NAPは2点ダメージを受け、APは《跳ね返す掌》から3点のダメージを受けます。従ってAPもNAPもライフは0以下になり、このゲームは引き分けになります。

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Q876:
相手の場に《真面目な訪問者、ソリン》の+1能力が使われた《クルフィックスの狩猟者》がいるとき、こちらの場の《世界を喰らう者、ポルクラノス》がX=4で怪物化した場合絆魂の処理はどうなりますか?

A:
絆魂を持つクリーチャーがどのような理由であれダメージを与えた場合、そのコントローラーはライフを得ます。この場合は《クルフィックスの狩猟者》は《世界を喰らう者、ポルクラノス》に3点のダメージを与えるため、対戦相手は3点のライフを得ます。

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Q877:
《火山の捧げ物》を《軍属の雄叫び》でコピーしました。コピーの対象は新たに対戦相手を選んで選ばせる事になりますか?

A:
いいえ。コピーの新たな対象を選ぶのはあなたです。適正な対象を選ぶ限り、あなたがそれら全ての対象を選びます。(CR114.6d)

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Q878:
バタースカルを幻視の魔除けでフェイズアウトさせると装備しているトークンはどうなりますか?
また、バタースカルを装備しているトークンのみを何らかの方法でフェイズアウトさせた場合、装備しているバタースカルはどうなりますか?

A:
《殴打頭蓋》自体がフェイズ・アウトした場合、付けられていたパーマネントはそのままになります。通常の細菌・トークンであるならば、0/0なのでトークンは墓地に置かれ消滅するでしょう。

《殴打頭蓋》が付けられているトークンをフェイズ・アウトした場合、《殴打頭蓋》も「間接的に」フェイズ・アウトします。その後、トークンは消滅します(CR702.25k)。《殴打頭蓋》はそれ自身でフェイズ・インすることはありません。

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Q879:
《軽蔑的な一撃》でマナコストがXの呪文は打ち消せますか?

A:
スタック上では、マナ・コストのXは宣言された値を持ちます。例えば、《火口の爪》をX=3で唱えると、それの点数で見たマナ・コストは4なので《軽蔑的な一撃》で打ち消せます。X=2の場合、それの点数で見たマナ・コストは3なので打ち消せません。
RT @natukawa_sky: @testing_box 


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Q880:

対戦相手から、カードがどの言語なのかを聞かれた場合、答える必要はありますか?

A:
「そのカードが何であるか」はゲームの戦略を決定付ける上で必須の情報、つまり共有情報なので、答える義務があります。

一方、好奇心として「カードの言語(版)」を聞いた場合、ゲーム上の戦略とは関係ないコミュニケーションの一環なので、MTGのルールとして規定されていません。紳士的に対応することをおすすめします。