2015年7月3日金曜日

まとめ その84

Q831:
《天秤》と《均衡の復元》では、テキスト上で各リソース種類を処理する順番が違っているようですが、対戦相手にこれらを唱えられた時、互いの場に生物は0で、自分の手札に《ロクソドンの強打者》がある際には、最終的に強打者が場に残れるかは変わってきますか?

A:
はい。《天秤》の場合、処理は土地、手札、クリーチャーの順番で行いますが、《均衡の復元》の場合は土地、クリーチャー、手札の順番です。《ロクソドンの強打者》のように、呪文の解決中で戦場に出るようなカードがあると、最終的な結果は異なります。

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Q832:
対戦開始時間のシャッフル位きちんとしたシャッフルを、相手がフェッチランドを使うたびに行っても遅延行為扱いにはなりませんでしょうか?

A:
切り直しを行うのは適正な時間内である必要があります。ゲーム開始時の手順には、サイドボードの入れ替えや確認などの時間が盛り込まれているため、同じような時間を使って切り直すのは適正ではないでしょう。

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Q833:
アクティブプレイヤーAは《概念泥棒》を持っており、NAPのBは《概念泥棒》と《思考の反射》を持っています。Aが《映像のもつれ》を唱え解決される際、Aの最初のドローはBの《概念泥棒》によりBのドローに置換されました。Bはそのドローに対し、《思考の反射》の効果を適用しました。
次にBはそのドローに対してAの泥棒を適用し、Aが実際にドローしました。
その後に行われるべきゲームの行動は、Aの2枚目のドローを置換する事ですか?それともBの反射で増えたドローを置換する事ですか?またこの増えたドローに対しては、もうBの泥棒は適用できませんか?

A:
「Aがカードを1枚引く」というイベントに対し、以下の順番で適用されています。
Aがカードを1枚引く
→Bがカードを1枚引く(Bの《概念泥棒》)
→Bがカードを2枚引く(Bの《思考の反射》)
この後さらに適用できる置換効果はAの《概念泥棒》ですので、

それが適用されて「Aが2枚カードを引く」となります。既に適用を考慮した置換効果はそのイベントを再度置換しません。(そうでないと、2枚の《思考の反射》によってドローが無限に増えることになります)

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Q834:
カードを秘匿している《風立ての高地》に《広がりゆく海》をエンチャントしました。その後、《広がりゆく海》が破壊されました。その場合、《風立ての高地》が秘匿しているカードは《風立ての高地》の起動型能力でプレイできますか?

A:
はい。それは《広がりゆく海》が付けられておらず、本来の《風立ての高地》の能力を全て持っているので、その起動型能力を起動できます。(起動型能力の起動条件を満たしている必要があります)

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Q835:
NAPがAPターンのエンドフェイズに、スタックが空の状態でパーマネントの変異コストを支払い表向きにして優先権をパスしました。この場合、優先権の連続パスとなり、このままフェイズは移行しますか?連続にならず、エンドフェイズがもう一度行われますか?

A:
フェイズやステップが終了するには、全てのプレイヤーが何も処理を行わずに優先権をパスする必要があります(CR116.4)従って、この場合はNAPがなにかしらの処理を行っていますので、もう一度APが優先権を得て何かすることができます。

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Q836:
《メレティスのダクソス》で追放した《生けるものの洞窟》を、変異コスト払うことでプレイすることは可能ですか?

A:
はい。可能です。変異で唱える場合、まずそれを裏向きにし、2/2のクリーチャー呪文として唱えようとします。《メレティスのダクソス》はそのカードを唱えることを許可しているので、{3}を支払って唱えることができます。

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Q837:
墓地にある《カラスの罪》を《急かし》の解決後インスタントタイミングに回顧で唱えることはできますか?

A:
はい。あなたは次に唱えるソーサリーを、瞬速をもっているかのように唱えてもよいです。それが手札からとは限りません。

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Q838:
《蜃気楼のマイア》が自分の場にあるときに相手が唱えた《流刑への道》に反応して《防御の光網》を唱えた場合、流刑への道はそのまま解決するのでしょうか

A:
はい。《防御の光網》は、唱えようとする呪文のコストを増やす能力を持ちます。すでに唱えられている呪文には何も影響しません。従って、《流刑への道》はそのまま解決されます。

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Q839:
《血染めの月》を場に出された際、基本でない土地の名前は《山》になりますか?特に複数の伝説の土地をコントロールしている場合、1枚を残して他を生贄に捧げる必要はありますか?

A:
いいえ。《血染めの月》によって「山になる」とは、土地のサブタイプが山になるということです。名前が《山》になるわけではありません。元々名前の異なる伝説の土地が2枚ある場合に《血染めの月》が戦場にでても、生贄に捧げる必要はありません。


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Q840:
無限マナを出し、《アフェットの錬金術師》+《幻術士の篭手》による無限アンタップなどで相手のライブラリーを全て墓地に置いたところ伝説のエルドラージ(コジレックやウラモグなど)が一枚だけ対戦相手の墓地に落ち、誘発型能力により対戦相手のライブラリーが元に戻りました。
この時、対戦相手が一連のの能力起動や墓地にカードが落ちる事による対応は行わない事を宣言した場合、対戦相手のライブラリー枚数-1枚分のX指定で能力を起動し続け、相手のライブラリーがエルドラージ1枚になる状況を引くまでの試行を省略できますか?

A:
いいえ。行動の省略は、「最終状態になるまでの回数が明らかである場合」に、途中の行動を同意のもと、省略できるというものです。この場合は最終状態に至るまでの回数が不明ですので、適宜な時間でもって、それらの行動を行って下さい。

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