2015年4月23日木曜日

まとめ その13

Q121:
プレイヤーAのコントロールするクリーチャーαが戦場にいる状態でAが濫用を持つ苦痛の公使を戦場に出しました。濫用がスタックにおかれた状態で対戦相手Bが稲妻を苦痛の公使に撃ち破壊しました。この後、濫用でαを生け贄に捧げた場合、-1修正はかかりますか?

A:
いいえ。あなたが濫用を行う時点で、「濫用したとき~」という誘発型能力を持つクリーチャーがすでに戦場にいないので、その能力は(クリーチャーを生贄にしたとしても)誘発しません。

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Q122:
《アンデッドの大臣、シディシ》に《嘲る映し身》を付けて攻撃した際に、出てくるトークン自体を、状況起因処理(レジェンドルール)前に濫用で生け贄に捧げられますでしょうか?よろしくお願いします。

A:
いいえ。できません。コピーであるトークンが戦場に出たので、「生け贄に捧げても良い」という能力が誘発します。その後、状況起因処理のチェックが行われ、その後に誘発型能力がスタックに積まれます。つまり、濫用するよりも先にレジェンド・ルールが適用されます。

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Q123:
予示された裏向きの《霜歩き》に《幽霊火の刃》を装備し、その後マナをはらって表返しました。このとき霜歩きは生き残りますか?

A:
はい。すでに付けられたオーラや装備品は、つけられた先を対象に取っているわけではありません。従って《霜歩き》の能力は誘発しません。

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Q124:
対戦相手が《金粉のドレイク》を唱えました。それに割り込んで《突然の俗化》を唱えました。その後、《金粉のドレイク》の能力は誘発しますか?

A:
はい。《突然の俗化》は解決時に戦場にあるクリーチャーに影響を及ぼしますが、それより後に出たクリーチャーには影響を及ぼしません。従って、《突然の俗化》の後に解決されて戦場に出る《金粉のドレイク》は、能力を失っておらず、その誘発型能力が誘発します。

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Q125:
《金粉ドレイク》が戦場に出ました。誘発した能力にスタックして《突然の俗化》を唱えた場合、《金粉ドレイク》の能力の誘発はしますか?

A:
《金粉のドレイク》が戦場に出たのであれば、「戦場に出たとき~」の誘発型能力が誘発しています。その後に《突然の俗化》で能力を失ったとしても、すでに誘発した能力とは無関係に効果を及ぼします。

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Q126:
X=0の《頭巾被りのハイドラ》を唱え、戦場に出しました。
この直後、状況起因処理が始まる前に信心を参照したマナ能力を起動し、《頭巾被りのハイドラ》の信心を参照することは可能でしょうか?

A:
いいえ。呪文が解決され、状況起因処理のチェックが終わった「後で」、ようやくプレイヤーは優先権を得ます。それまではマナ能力であったとしても起動できません。従って、質問のようなことはできません。

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Q127:
ものすごく初歩的な質問なのですが《城塞の包囲》をカンで置いておき、自分の場に《嵐の息吹のドラゴン》がいた場合、プロテクションで《城塞の包囲》の能力でドラゴンを対象にとれないのでしょうか?

A:
お考えの通り、《城塞の包囲》のカンの方の能力は対象を取っているので、プロテクション(白)を持つクリーチャーを対象にすることはできません。

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Q128:
2/2の変異クリーチャーを1/1感染持ちでブロックし、ダメージ処理終了後に変異クリーチャーが表向きになった場合は、-1/-1カウンターは表向きになったカードにも残るのでしょうか?

A:
はい。表向きになっても、上に乗っているカウンターや、つけられているオーラはそのままになります。

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Q129:
戦場に墓地に4種類のカードがある状態で4/5の《タルモゴイフ》がいるときに、《映し身人形》でそのタルモゴイフを刻印した場合、パワーとタフネスはいくつになりますか?

A:
《タルモゴイフ》のP/Tを決める特性定義能力は、どの領域でも有効です。また、《映し身人形》は刻印された《タルモゴイフ》のP/Tを参照するため、墓地のカードのタイプ数が変われば、《映し身人形》のP/Tもその都度変化します。追放した時点のP/Tで固定されるわけではありません。

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Q130:
《ファイレクシアの摂取者》が、+1/+1カウンターが1つ乗った《歩く墓場、髑髏茨》を刻印しています。この時摂取者が受ける修正は+1/+1でいいでしょうか?

A:
はい。《ファイレクシアの摂取者》のP/Tを修整する効果は特性定義能力ではなく、継続的効果第7c種です。同様に、《歩く墓場、髑髏茨》のカウンターは7d種なので、適用は《ファイレクシアの摂取者》よりも後になります。従って、《歩く墓場、髑髏茨》にカウンターがいくつあっても+1/+1です。


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