2015年7月14日火曜日

まとめ その95

Q941:
こちらのライフが1点の時、相手の《雷破の執政》に《ファリカの療法》を唱えた場合どうなりますか?

A:
《ファリカの療法》の後に《雷破の執政》の誘発型能力がスタックに積まれることになりますので、先に《雷破の執政》の能力が解決され、あなたのライフは-2になって敗北します。

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Q942:
1/1の《実験体》が場にある状態で《集合した中隊》を唱え、《毅然さの化身》と《鱗の召使い》が場に出ました。
この場合、《毅然さの化身》にはカウンターを乗せることが出来るのでしょうか? 出来る場合、どのクリーチャーを参照した場合でしょうか?

A:
《毅然さの化身》の2番めの能力で+1/+1カウンターが置かれる個数は、それが戦場に出る前に決定されます。従って、《毅然さの化身》が戦場に出る際には、あなたのコントロールしているクリーチャーに+1/+1カウンターは置かれていないので、0個になります。

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Q943:
ライブラリーが一枚しかない時に《手練》を唱えた場合、その一枚を手札に加えるか山札に戻すかは選べますか? この時の挙動を明記しているルールはありますか?

A:
効果が実現不可能なことを行う場合、可能な部分だけを実行します(CR609.3)。
質問の場合、《手練》の効果によってライブラリーから1枚を見、その中から1枚を選んで手札に入れます。「他のカード」はないのでライブラリーに置かれるカードはありません。

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Q944:
《生ける伝承》で《残酷な根本原理》を追放しました。《生ける伝承》で戦闘ダメージを与え《残酷な根本原理》が解決した後《残酷な根本原理》は墓地に落ちますか?

A:
はい。通常、唱えられた呪文は墓地に行きます。(それがパーマネントになるならば、戦場に行きます。)

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Q945:
暴力的な突発は自分がクリーチャーをコントロールしていない時でも唱えられますか?

A:
はい。《暴力的な突発》は特にクリーチャーがいない時でも唱えることができます。

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Q946:
《雷破の執政》に対して《究極の価格》で除去したい時に、対応で《レインジャーの悪知恵》で執政に呪禁にした場合の処理はどうなりますか?

A:
 《レインジャーの悪知恵》を解決することによって、《雷破の執政》は呪禁を持ちます。《究極の価格》の解決時には対象不適正となり、《究極の価格》は打ち消されるでしょう。

(また、このときにすでに《究極の価格》により《雷破の執政》の能力が誘発しています。)


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Q947:
《安らかなる眠り》《無駄省き》が戦場にある状態で対戦相手が手札を捨てた場合、無駄省きは誘発し解決されますか?
また《安らかなる眠り》が戦場にある状態で湧血能力を起動できますか?

A:
はい。どちらの場合も、「捨てた」ことには変わりがないので、《無駄省き》は誘発しますし、湧血能力の起動も完了できます。

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Q948:
互いの墓地にクリーチャーが無く、自分が《マルドゥの悲哀狩り》をコントロールしている状態で《無慈悲な処刑人》を戦場に出し、先に《無慈悲な処刑人》のcip能力を解決します。この後の《マルドゥの悲哀狩り》の誘発型能力で処刑人によって生贄にしたクリーチャーを対象に取ることは出来ますか?
また、処刑人の能力で処刑人自身、または悲哀狩りを生贄に捧げても、悲哀狩りの能力は解決出来ますか?

A:
いずれもできません。《無慈悲な処刑人》が戦場に出たことにより、《無慈悲な処刑人》と《マルドゥの悲哀狩り》の能力が同時に誘発します。
それらをスタックに積む際に、《マルドゥの悲哀狩り》の対象を選ばないといけませんが、その時点ではまだ墓地にクリーチャーがないので、適正な対象をえらべません。従って、《マルドゥの悲哀狩り》の能力はスタックから取り除かれて何もしません。

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Q949:

《集合した中隊》は、マナコストを支払うことなくクリーチャー呪文を唱える行動なのか、クリーチャーというパーマネントを直接戦場に出す行動なのか、どちらでしょうか。
また、下記はどうなりますか。
 (1)接合,狂喜,貢納等は機能するか
 (2)CIP能力は誘発するか
 (3)続唱等は誘発するか

A:
パーマネントを直接戦場に出す行動です。唱える場合、カードに「マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい」という一文があります。(《悪逆な富/Villainous Wealth》など)
また、キーワード能力が機能するかどうかは、そのキーワード能力が「戦場に出た時」なのか「唱えられた時」なのかによって決まります。

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Q950:
対戦相手のライブラリーに《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》が2枚含まれている状態でストーム10^10000の《思考停止/Brain Freeze》をプレイしました。

1)思考停止の解決過程でライブラリーが修復され、さらに思考停止の解決が続いていくことは「無限」ループではありませんが、この手順を省略することは可能ですか。また可能であるのなら、省略した後の墓地及びライブラリーの状態はどうなりますか。

2)この状況下で私は対戦相手に3枚カードを引かせることができるため、《エムラクール》*2の状態になるまで《思考停止》を解決し続けたいです。その行為、及びその手順の省略はそれぞれ可能ですか。またお互いの同意の有無によってその可否は変化しますか。

A:
1)いいえ。ご指摘の通り、状況が完全には繰り返されないので、単に手順を繰り返すことになります。
2)いいえ。終端状態に至るまでの工程数が明確に算出できないので、希望する状態になるまで行為を繰り返すことになります。現実の大会ですと、時間を専有し続けているので、遅延行為と取られることでしょう。

遅延行為であるかどうかは、あなたが専有した時間によります。提示されている行為が適正な時間帯に終わるならばそうならないでしょう。しかし、この質問は「いつ終わるかわからない」ので、行動の省略が使えないことが根本にあります。

一連の処理に関して、互いに同意するタイミングで一連の処理にではない行動を行うことは可能です。遅延行為うんぬんは、結果としてプレイヤーが専有する時間の長さ(=省略できない処理の複雑さ)に依存します。

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