2015年4月9日木曜日

まとめ その3

Q21:
《二の足踏みのノリン/Norin the Wary》の誘発能力に対して何らかの起動能力でノリンを追放した場合ノリンの能力でターン終了時に戦場に戻ることはできますか?

A:
いいえ。その誘発型能力によって追放された《二の足踏みのノリン》が無いので、戦場に戻ることもありません。

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Q22:
《嵐の息吹のドラゴン》に、《ティムールの激闘》をプレイして攻撃しました。
相手は《網投げ蜘蛛》に《抵抗の妙技》(プロテクションの指定は赤)を唱え、ブロックを行いました。
このとき、プレイヤーに通るダメージは何点ですか?

A:
0点です。まず、《網投げ蜘蛛》には《抵抗の妙技》により+1/+1カウンターが置かれているので、そのタフネスは4です。《嵐の息吹のドラゴン》は《ティムールの激闘》により二段攻撃を持ちますので、1つ目の戦闘ダメージ・ステップと、2つ目の戦闘ダメージ・ステップでダメージを与えます。
が、割り振りは2回とも《網投げ蜘蛛》に(致死ダメージである)4点を割り振ることになり、プレイヤーにはダメージが割り振れません。
2つ目の戦闘ダメージ・ステップでは、1つ目の戦闘ダメージ・ステップで割り振ったダメージが、プロテクション(赤)により、全て軽減されていることにも注意して下さい。

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Q23:

《謙虚な離反者》の起動型能力は、能力がスタックに積まれてから離反者を除去されても効果が得られる。 濫用は能力がスタックに積まれてから、本体を除去されると効果が得られない。 と認識しています。この違いはどこで判断されるのでしょうか。 濫用はコストとしてクリーチャーを生贄にするが、誘発型能力だから誘発元がいないと効果が不適正になるということなのでしょうか。

A:
誘発条件を満たした際に、その時点で誘発型能力が機能していないと、能力は誘発しません。濫用をもつクリーチャーは、「濫用」と「濫用したとき~」という2つの能力を持ちます。

濫用によってクリーチャーを生け贄にささげる時点で、「濫用したとき~」という能力が機能していない(=すでに戦場にない)場合、「濫用したとき~」という能力は誘発しません。誘発するべき能力がもうないからです。

一方、起動型能力は一度起動してしまえば、発生源がどうあろうとも、その起動型能力には影響がありません。(格闘を行うなどで事実上何もしない場合はあります)

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Q24:
《魔力激突》で対戦相手に複数回ダメージを与えた場合、「ダメージを与える度」という効果はその回数分誘発しますか? それとも一度だけですか?

A:
前者です。《魔力激突》はコイン投げを行い、その結果によってダメージをそのたびに与えます。ダメージを与えられたことによって誘発した能力がスタックに積まれるのは、《魔力激突》の解決が完全に終了した後になります

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Q25:
《雲変化》は場に出てからオーラになるエンチャントなので《イロアスの英雄》の「あなたが唱えるオーラ呪文はそれを唱えるためのコストが1少なくなる」の影響を受けない で合っているでしょうか?

A:
はい。その通りです。《雲変化》を唱える際にはオーラではありませんので、《イロアスの英雄》によるコストの減少は適用されません。

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Q26:
《錯覚の利得/Illusory Gains》でコントロールを得ている相手クリーチャーに対し、
相手が以下の呪文・能力の対象にしました。そのとき《現実変容》などで相手の場にクリーチャーを出しコントロールが変更になった場合は対象不適正になるのでしょうか?
・《平和な心》
・《岩への繋ぎ止め》

A:
呪文や能力は解決時にもう一度対象が適正であるかチェックします。(CR608.2b)

《平和な心》の対象はクリーチャーです。それを誰がコントロールしているかは問わないので、そのまま解決されます。

一方、《岩への繋ぎ止め》の誘発型能力は、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象にしているので、解決時にそのクリーチャーを対戦相手がコントロールしていない場合、《岩への繋ぎ止め》の誘発型能力は打ち消されます。結果的に何もしません。

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Q27:
《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》を装備したクリーチャーがプレインズウォーカーに攻
撃し、ダメージを与えました。この際、剣の能力は誘発するのでしょうか?

A:
いいえ、誘発しません。《肉体と精神の剣》は、装備したクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えたときに誘発します。プレインズウォーカーはプレイヤーではありません。

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Q28:
《荒れ野の本質/Essence of the Wild》と《排水路の汚濁/Gutter Grime》(カウンター0個)をコントロールしている状態で、《排水路の汚濁》の能力が誘発しました。このとき戦場に出るトークンの性質を教えてください。

A:
《荒れ野の本質》と全く同じ特性を持ったクリーチャー・トークンが出ます。そのトークンのP/Tと《排水路の汚濁》の上に乗っているカウンターとは全く関係が無いので、《排水路の汚濁》が戦場から除かれても、トークンは《荒れ野の本質》の特性のまま残ります。

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Q29:
私の《The Abyss》の能力が誘発しました。この能力で相手の呪禁持ちクリーチャーを対象に選べる?選べない?

A:
選べません。《The Abyss》の誘発型能力のコントローラーはあなたで、その対象を選択するのが対戦相手であるだけです。従って、呪禁持ちのクリーチャーは適正な対象ではありませんし、対戦相手がわざと呪禁持ちのクリーチャーを対象にすることもできません。

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Q30:

私が《亡霊の牢獄》と《槌のコス》をコントロールしています。対戦相手から「コスを攻撃するときに2マナを支払う必要があるか」と尋ねられた場合、「あなたが思うようにしてください」という返答は妥当なのでしょうか?私は支払わなくて良いことを知っている前提です。

A:
その質問に答えるために必要な情報は、カードテキストから判断されるべき類推情報です。従って、答えを返さなくても構いません。しかし、誤った返答をすることは認められません(MTR4.1)。
一般RELであるならば(知っているなら)誠実に答えなくてはいけません。
その質問に対して正確な答えを知らない、もしくは納得いかない受け答えをした場合は、プレイヤー同士で解決せず、ジャッジを呼ぶべきでしょう。

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