2015年4月13日月曜日

まとめ その6

Q51:
「奮励」を持つ呪文を“マナ・コストを支払わずに唱える”とき(「奮励」を持つ呪文に「反復」が与えられ、「反復」によって唱えられたときなど)に、2体目以降の対象を選ぶことは出来ますか?
 また、奮励によって増加するコストを支払う必要がありますか?

A:
その場合、2つ目以降の対象を取ることは可能ですが、追加で要求されるコストは支払う必要があります。「マナ・コストを支払わずに唱える」場合、支払う必要が無いのは右上に示されているマナ・コストのみです。

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Q52:

カンのモードを選んだ《僧院の包囲》と《嵐の神、ケラノス》を両方コントロールしている場合についての質問です。
ドローフェイズのドローを公開するタイミングは、
・1枚目を引いた時
・2枚目も引いてカードを1枚捨てた時
のどちらになるのでしょうか。

A:
前者です。まずドローステップのドローを行い、それを(《嵐の神、ケラノス》の効果で)公開します。そして、誘発した《僧院の包囲》と《嵐の神、ケラノス》の能力を好きな順番でスタックに積みます。

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Q53:
相手のプレインズウォーカーが出た時、スタックで《英雄の破滅》を唱えると忠誠度能力を起動できないまま破壊されますでしょうか?

A:
通常、プレインズウォーカーが戦場に出た後は、優先権がアクティブ・プレイヤーに渡ります。従って、何かをすることができるのはプレインズウォーカーを出したプレイヤーです。
相手がきちんと行動するかぎり、質問で示される目論見は、かなり難しいでしょう。

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Q54:
相手のプレインズウォーカーを《否認》した場合、忠誠度能力を起動することはできるのでしょうか?

A:
その場合はスタック上のプレインズウォーカー呪文をカウンター(打ち消し)しているので、そもそもプレインズウォーカーは戦場に出ていません。(なので、忠誠度能力を起動することはもちろんできません。)

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Q55:
《道の探求者》を対象に、《空智の踊り》を唱えた場合、道の探求者は「絆魂」を一時的に得ますが、空智の踊りが解決されると絆魂は失われるという解釈で合っているでしょうか。

A:
はい。《道の探求者》の誘発型能力で絆魂を得ますが、その後に《空智の踊り》が解決されますので、それにより得た絆魂もろとも能力を全て失い、飛行を得ます。従ってその《道の探求者》は絆魂を持っていません。

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Q56:
《龍詞の咆哮/Draconic Roar》をクリーチャーAを対象に唱え、ドラゴン・カードを公開しました。これを解決する前に、対象となったクリーチャーを除去した場合、プレイヤーに3点のダメージは飛ぶのでしょうか?私の考えでは対象不適正となり跳ばないと思うのですがいかがですか

A:
はい。その通りです。《龍詞の咆哮》の解決時に、唯一の対象であるクリーチャーが、対象不適正となっています。従って、《龍詞の咆哮》は打ち消されて何もしません。

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Q57:
《ニクスの祭殿、ニクソス》に《広がりゆく海》がエンチャントされており、島になっています。ここで新たなニクソスを戦場に出した場合、片方のニクソスを場に残すのでしょうか?MOで片方を選ぶように言われてしまい、疑問に思いました。

A:
《広がりゆく海》を付けられた《ニクスの祭殿、ニクソス》は、サブタイプが島になり、本来の能力を全て失います。が、伝説の土地であることや、そのカード名(ニクソス)であることは失われません。従って、2枚目の《ニクスの祭殿、ニクソス》を出すと、レジェンド・ルールにより、1つを残して残りを墓地に置きます。

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Q58:
相手のクリーチャーが呪禁を持っている状態で《災火のドラゴン》が相手プレイヤーにダメージを与えた場合どうなりますか?(相手のクリーチャーのタフネスは6以下として)またプロテクション(赤)の場合はどうなるのでしょうか?

A:
《災火のドラゴン》の誘発型能力は対象を取っていません。従って、対戦相手のクリーチャーが呪禁を持っていてもダメージは与えられます。プロテクション(赤)の場合は、与えられるダメージが全て軽減されて0になります。

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Q59:
呪禁を持ったクリーチャーにプロテクションを持たせる装備品を装備させた場合、装備品を対象にその装備品を壊す呪文や能力は使えるんですか?

A:
その装備品自体は呪禁もプロテクションも得ていないので、呪文や能力の対象を装備品にして、その装備品を破壊したり追放したりすることは可能です。オーラでも同じことが言えます。

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Q60:
AとBが対戦しています。
Aは十分なライフを得ていますが、パーマネントがありません。また、Bは《無限に廻るもの、ウラモグ》をコントロールしています。双方のデッキには1枚以上の《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》が入っています。お互いの手札は7枚です。
この状況下において、Bが「今後は何もプレイせず、引いたカードを捨てることを宣言する」ことは可能でしょうか。また、このゲームはいかに処理すべきなのでしょうか。

A:
Bの宣言自体は可能ですが、Aの行動次第で最終局面が変わるために、「最後までとばす」ことはできません。ゲームを通常通り行って下さい。ジャッジはAが遅いプレイをしないよう、プレイヤーに啓蒙しましょう。また、いつでも両者同意の上でゲームを引き分けにできることも教えましょう。

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