2015年6月29日月曜日

まとめ その80

Q791:
自分が《ゴブリンの熟練扇動者》と《マルドゥの隆盛》をコントロールしてるとき、熟練扇動者で攻撃しました。熟練扇動者の3つ目の能力をA、隆盛の1つ目の能力をBとして、解決順をB→Aになるようにしました。
この時、熟練扇動者のパワーは、隆盛で出てきたトークン分も修正されますか?

A:
はい。《ゴブリンの熟練扇動者》の3番目の能力は、解決時に攻撃クリーチャーであるゴブリンの数を数えます。従って、《マルドゥの隆盛》によって出たゴブリン・トークンも数えられます。

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Q792:
《軽蔑的な一撃》で、X=3の《火口の爪》や、授与で唱えた《加護のサテュロス》はうち消せますか?

A:
「点数で見たマナ・コスト」は、カードの右上に示されたマナの量を数えます。どのようなコストを実際に支払ったかは関係がありません。{X}が含まれている場合、スタック上ではXは指定された値を持ち、それ以外の領域では0です。
従って、スタックの上にあるX=3の《火口の爪》は、「点数で見たマナ・コスト」が4なので《軽蔑的な一撃》で打ち消せます。対し、《加護のサテュロス》は点数で見たマナ・コストが3なので打ち消せません。

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Q793:
自分がコントロールする《龍語りのサルカン》の+1能力を使って、伝説のクリーチャーにしました。そのあと、《龍語りのサルカン》をもう1枚戦場に出しました。この場合、伝説とPWが1枚ずつなので、両方戦場にいられますか?

A:
はい。両方戦場に存在し続けることができます。(ただし、そのターンの終わりにクリーチャーである《龍語りのサルカン》がプレインズウォーカーに戻るため、その時点で「「プレインズウォーカーの唯一性ルール」が適用されて、1枚を残して他方を生け贄にすることになるでしょう)

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Q794:
戦場に《アナフェンザの伝令》がA,Bの2体いるとします。
この時に、Aの方の長久を起動させた場合、Bの方からトークンが生成されて、2体のトークンが出現するのでしょうか?それとも、1体のトークンが出現するのでしょうか?

A:
1体です。カードテキストの中に、そのカード自体のカード名が書かれている場合、それ自身のみを指し、他の同名カードは関係しません。(CR201.4) 質問の場合、Aの能力を起動したので、Aの誘発型能力が誘発します。Bの能力は誘発しません。

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Q795:
墓地にある《時を越えた探索》を 《瞬唱の魔道士》でフラッシュバックしようとした際、探査でコストを軽減することは可能でしょうか?

A:
はい。探査はコストの支払い時に機能します。フラッシュバックであっても、総コストを決定した後でコストとしてどう払うかを決めます。(CR702.65)

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Q796:
《賢いなりすまし》で相手の《灰雲のフェニックス》をコピーしました。
その後《賢いなりすまし》が死亡したとき、こいつは裏向きで戦場にもどりますか?
また戻るならば、変異コスト払って表になりますか?

A:
その場合《賢いなりすまし》は裏向きで戦場に戻りますが、表側は《賢いなりすまし》のままです。何のコピーにもなっていません。従って、変異コストを持たず、そのままでは表向きにすることもできません。

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Q797:
《エルフの神秘家》を対象に《変身体の殺到》を唱え、神秘家を《形態の職工》のコピーにしました。その後職工のコピーとなった神秘家を対象に呪文を唱え、新たに別のクリーチャーのコピーとなりました。ターン終了時、この神秘家はどうなりますか?

A:
《変身体の殺到》の効果はターン終了までですが、《形態の職工》の効果はなくならないので、「別のクリーチャーのコピー」で、かつ、《形態の職工》由来の能力を持ったクリーチャーになります。

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Q798:
《灰雲のフェニックス》をコピーした《賢いなりすまし》が死亡した場合、それは何のコピーも持たず裏向きで戻るとの事ですが、その時の《賢いなりすまし》は2/2のクリーチャーとして扱いますか。それとも何の特性も無いパーマネントになりますか?

A:
それは裏向きで無色であり、名前、テキスト、サブタイプ、マナ・コストが無い2/2のクリーチャーとして戦場に戻ります。(CR707.2a)

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Q799:
《撤回のらせん》で能力を得たクリーチャーのコピー・トークンは、オリジナルのクリーチャーに付与された能力を引き継ぎますか? 引き継ぐ場合、それはターン終了時になくなりますか?

A:
いいえ。コピーになる場合、コピーされるオブジェクトの「コピー可能な値」をコピーします。(CR706.2)《巨大化》の修整や、《撤回のらせん》などで得た能力はコピー可能な値ではありません。


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Q800:
公式ジャッジが付く大会において、能力の複数回起動により現実的に不可能な操作が指定された時(例:カウンターを1億個置く【用意できない】、シャッフルを1万回行う【時間が足りない】等)、制限時間の処理、引き分け、紳士的なプレイの扱いはどうなりますか?

A:
ルール上において認められる省略を行います。(CR716)例えば、「1億」と書いた紙片をカードの上に置いてもよいですし、最終的な状態が宣言できるのであれば、シャッフルを含む一連の行動を適宜省略してもかまいません。

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